京都大学経済学部同窓会近畿支部 Kyoto University department-of-economics class reunion Kinki branch

支部の概略
卒業生からのメッセージ
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キャリアを考える
大阪ガス株式会社

(平成2年卒)

堀内 佐智夫
1.これまでの社歴 ~5つの職場を経験~
バブル最盛期に大阪ガスに入社して22年が過ぎた。これまで5つの職場で働いてきたが、自分のキャリアの基礎となっているのは広報部と泉北製造所だと思う。
広報部には入社4年目で異動した。2つ目の職場だった。業務はマスコミ対応で、主に新聞記者の方々とのお付き合いだった。「前期の当期利益は?」との問 いに「前期ですか?当期ですか?」と聞き返すなど恐ろしいほど無知な私であったが、財務等の基本知識や社業に対する幅広い理解、そして何よりもオープンで フェアなコミュニケーションの重要性を学ぶことができた。また異動して1年後に経験した阪神大震災で、改めて「公益企業」として使命の大きさを身をもって 経験できたことも大きな財産だ。
広報部の次に異動した泉北製造所では、総務の係長として初めて7人のメンバーをもった。「衆知を集めて決断すること」「人に仕事をしてもらうこと」の難しさを痛感したが、オープンでフェアなコミュニケーションは共通だと思った。
その後人事部を経て、今は大阪エリアで新築住宅向けにガス設備を売る営業部署に勤務。入社来初の営業部署ということで、緊張感をもって、一から勉強し直すつもりで仕事に取り組んでいる。

2.自分に相応しいキャリアとは ~偶然の機会を活かす~
よく若手社員から「今のキャリアは希望されたのですか?」と質問される。私の場合、ほとんどの部署は希望した訳ではない。しかし満足度や充実感が乏しい かと言えばそうではない。会社員は多様な職種が経験でき、自分自身を磨けるところに面白みややり甲斐があるように思われる。受け身のように聞こえるかもし れないが、自分の適性など、そう簡単に自分では分からないと思う。
キャリア開発の理論で「プランドハプンスタンス理論」というものがある。「計画された偶発性」と訳される。理解しづらい言葉だが、以前、あるキャリアカ ウンセラーの方が「偶然の機会を自らの主体性や努力によってキャリアに活かしていく姿勢が大切」と解説しているのを聞いて理解できた。偶然与えられた目の 前の仕事に没頭する。節目節目で自分のキャリアをたな卸しし、次の偶然に備える。その繰り返しが自然と自分に相応しい(と自己満足できる)キャリア形成に つながっていくのではないだろうか。
多くの方が就職され社会人になられると思う。自分のやりたいことを追求する姿勢は素晴らしい。でも、前
広に、いろんなものを受け入れる柔軟な姿勢も大事だと思う。皆さんもぜひ自分に相応しいキャリアを求めて、偶然の機会を主体的に活かしていただきたい。


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